2025年最新版!エックスドメインからエックスサーバーへWordPressを完璧移行する手順

「エックスドメインからエックスサーバーへのWordPress移行、もう疲れた…」
もしあなたが今、そんなふうに感じているなら、安心してください。その苦労、よくわかります。インターネット上の情報をあれこれ探し回り、つまずきながらも、ついにWordPressのドメイン移行を完了しました!
この記事では、僕自身が経験した具体的な手順と、特に苦戦したポイントの解決策を、2025年最新版として詳しく解説します。もう二度と迷わない、あなただけの「備忘録」として活用してください。

移行作業を始める前に!必須の準備と確認事項

WordPressの移行作業は、事前の準備が非常に重要です。以下の項目を必ず確認してください。

1. サーバーの契約とドメインの設定

  • エックスサーバーの契約: まだ契約していない場合は、まずエックスサーバーの公式サイトからプランを選んで契約を完了させましょう。
  • ドメインの移管または設定: エックスドメインで利用していたドメインをエックスサーバーで使うには、ドメインの移管を行うか、エックスサーバー側でそのドメインを利用できるように設定する必要があります。この作業が完了していないと、WordPressの移行を進められません。

2. 移行ツールとFTPクライアントの準備

  • All-in-One WP Migrationプラグイン: WordPressのコンテンツを簡単にエクスポート・インポートできる便利なプラグインです。事前にWordPressにインストールしておきましょう。
  • FileZilla (FTPクライアント): サーバー上のファイルをダウンロード・アップロードするために使います。まだインストールしていない場合は、公式サイトからダウンロードして準備してください。

WordPress移行の具体的な手順

それでは、いよいよWordPressの移行手順です。僕が実際に試してうまくいった、最もスムーズな方法をご紹介します。

ステップ1:エックスサーバーにWordPressを新規インストール

まず、エックスサーバー側の新しいドメインにWordPressを新規インストールします。「WordPress簡単インストール」機能を使えば数分で完了します。
「え、既存のデータを移行するんじゃないの?」と思った方もいるかもしれませんね。実は、既存のWordPressデータを直接移行しようとすると、PHPのバージョン違いなどでエラーが発生することがよくあります。一度まっさらなWordPressをインストールすることで、この問題を回避できます。

ステップ2:All-in-One WP Migrationでデータをインポート

新規インストールしたWordPressに、All-in-One WP Migrationプラグインをインストールし、有効化します。

  1. 旧サーバーからデータをエクスポート: エックスドメインのWordPressにインストールしたAll-in-One WP Migrationで、サイトデータを.wpress形式でエクスポートします。
  2. 新サーバーへデータをインポート: エックスサーバーに新規インストールしたWordPressの管理画面にログインし、All-in-One WP Migrationの「インポート」機能を使って、先ほどエクスポートした.wpressファイルをアップロードします。

これで、記事や画像などのコンテンツが新しいWordPressに移行されます。

ステップ3:パーマリンク設定の確認と再保存

データ移行が完了したら、必ずパーマリンク設定を確認してください。

  1. WordPress管理画面の「設定」→「パーマリンク」にアクセスします。
  2. 設定が移行前のものと同じになっているか確認し、念のため「変更を保存」ボタンを一度クリックします。

この作業を怠ると、移行後に記事のURLが正しく表示されない「404エラー」などが発生することがあります。

移行作業中にぶつかりがちな壁と解決策

僕自身も、移行作業中にいくつかの壁にぶつかりました。ここでは、特につまずきやすいポイントとその解決策を共有します。

1. FTP接続エラー「GnuTLS エラー -8」の対処法

FileZillaでサーバーに接続しようとした際に、「GnuTLS エラー -8」が表示されることがあります。これは、FTP通信で使われる「TLS」のバージョンが、FileZillaとレンタルサーバーで異なっていることが原因です。
解決策:
FileZillaの「サイトマネージャー」から、接続先のサイト設定を開き、「暗号化」の項目を「明示的なFTP over TLS を使用(必要であれば通常のFTPに戻る)」または「暗示的なFTP over TLS を使用」など、サーバーの対応状況に合わせて変更してみてください。多くの場合、初期設定の「TLS 1.2」から変更することで解決します。
参考サイト: 【FileZilla】レンタルサーバへのFTP接続に失敗してしまう場合の対処法:GnuTLS エラー -8の解決策 – SimpleStock3.1

2. WordPressプラグインアップデート時の「cURL error 60」エラー

プラグインをアップデートしようとした際に、「ダウンロードに失敗しました。cURL error 60: SSL certificate problem: unable to get local issuer certificate」というエラーが表示されることがあります。これは、WordPressが利用するSSL証明書バンドルが古くなっていることが原因です。
解決策:
wp-includes/certificates/ca-bundle.crt の内容を、以下の最新の有効な証明書の内容に差し替えます。

  1. FileZillaでサーバーに接続し、wp-includes/certificates/ca-bundle.crt ファイルをダウンロードします。
  2. 以下のURLにアクセスし、表示される最新の証明書の内容をすべてコピーします。
    https://raw.githubusercontent.com/WordPress/WordPress/master/wp-includes/certificates/ca-bundle.crt
  3. ダウンロードしたca-bundle.crtファイルをテキストエディタで開き、コピーした最新の内容にすべて置き換えて保存します。
  4. 変更したca-bundle.crtファイルを、元のサーバーの場所へアップロードし直します。

参考サイト: WordPressのプラグインアップデート時に「ダウンロードに失敗しました。cURL error 60: SSL certificate problem: unable to get local issuer certificate」エラー <技術Note> | 福岡のホームページ制作会社 – 株式会社レッドキリン (福岡市中央区赤坂)

3. PHPバージョンとの格闘

移行作業中に最も苦しめられたのが、PHPのバージョン問題でした。WordPressのバージョンや使用しているプラグインによっては、特定のPHPバージョンでしか正常に動作しないことがあります。
解決策:
エックスサーバーの管理画面から、PHPのバージョンを柔軟に変更できます。もしエラーが出たり、サイトの表示がおかしくなったりした場合は、PHPのバージョンを新しくしたり、逆に少し古くしたりと、色々と試してみることを強くお勧めします。

移行後の最終確認!SSLとリダイレクト設定

WordPressの移行が完了しても、まだ油断はできません。最後に、SSL設定とドメインのリダイレクト設定を正しく行いましょう。

1. 無料独自SSLの設定確認

エックスサーバーでは、無料独自SSLが利用できます。初期値で有効になっていることが多いですが、念のため確認しておきましょう。

  1. エックスサーバーのサーバーパネルにログインします。
  2. 「SSL設定」の項目から、該当ドメインのSSL設定が「有効」になっていることを確認します。

参考サイト: 無料独自SSL設定 | レンタルサーバーならエックスサーバー

2. .htaccessファイルの編集で常時SSL化と旧ドメインからのリダイレクト

Webサイトを常時SSL化(URLをhttpからhttpsへ自動的に変換)し、さらに旧ドメイン(xdomain.jp)から新ドメインへアクセスがあった場合も自動的にリダイレクトされるように設定します。これはSEO対策としても非常に重要です。
エックスサーバーのサーバーパネルから、「.htaccess編集」を選び、以下の記述を既存の設定は削除せずに、先頭へ追記してください。
# 常時SSL化の設定
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} !on
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

# 旧ドメインから新ドメインへのリダイレクト(●●部分はご自身のドメインに置き換えてください)
RewriteEngine On
RewriteCond %{http_host} ^●●.xdomain.jp
RewriteRule ^(.*)$ https://●●.com/$1 [R=301,L]

注意点: 上記の.htaccessはエックスサーバーでの設定です。WordPressのパーマリンク設定などで自動生成されるWordPress固有の.htaccessとは別物なので、混同しないようにしてください。
参考サイト: Webサイトの常時SSL化 | レンタルサーバーならエックスサーバー

Google AdSenseのads.txt設置

もしGoogle AdSenseを利用している場合は、移行後にads.txtファイルを新しいサーバーのpublic_html直下に配置し直す必要があります。
public_htmlは、ウェブサイトの公開ディレクトリです。ここにads.txtを置くことで、Googleのクローラーがあなたのサイトの広告を適切に認識できるようになります。

まとめ:WordPress移行は「諦めない心」が一番の武器

WordPressのドメイン移行は、正直に言って骨の折れる作業です。特に、初めて行う場合は、僕のように何度もエラーにぶつかり、途中で諦めたくなるかもしれません。
しかし、この記事で紹介した手順と解決策を参考に、一つずつ着実に進めていけば、必ず移行は成功します。重要なのは、「何とかなる!」という気持ちと、「エラーが出たら調べて試す」という粘り強さです。
この情報が、あなたのWordPress移行の助けになれば幸いです。もし他に困ったことがあれば、コメントで気軽に質問してくださいね。一緒に解決策を探しましょう!
WordPressの移行、無事に完了しましたか? ぜひ、あなたの経験談や、この記事で解決できたことなどを教えてください!

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